「養育費あんしん受取りサービス」(旧サービス)と当サイトの関係について

「養育費あんしん受取りサービス」について調べてこのサイトにたどり着いた方へ。まず結論からお伝えすると、当サイト「小さな一歩」(chiisanaippo.jp)は、2020年に前澤友作氏が設立した株式会社小さな一歩による同名サービスとは無関係の、新しい運営者による独立した情報メディアです。ドメインが同じであることから混同されやすいため、このページで旧サービスの経緯と、当サイトとの関係を整理しておきます。

「養育費あんしん受取りサービス」とは何だったか

2020年6月1日、実業家の前澤友作氏が株式会社小さな一歩を設立し、「養育費あんしん受取りサービス」を開始しました。これは、養育費を受け取れずに困っているひとり親に代わって、同社が養育費を立て替えて支払い、元配偶者からの回収を代行するという民間の養育費保証サービスで、利用者は保証料として、毎月払いの場合は受取額の15%、1年分を一括で受け取る場合は25%を支払う仕組みでした。元配偶者への督促は、同社と提携する「ひとり親支援法律事務所」の弁護士などが担っていたと報じられています。

なお、前澤氏は同じ2020年5月10日に、コロナ禍で困窮するひとり親家庭を対象とした一時金給付の取り組み「前澤ひとり親応援基金」(最大1万人に10万円を配布)も個人として実施しています。名称が似ていますが、これは一時金給付の企画であり、有償の養育費保証を行う「養育費あんしん受取りサービス」(株式会社小さな一歩の事業)とは別の取り組みです。

サービス終了までの経緯

サービス開始直後の2020年7月、日本弁護士連合会(日弁連)は、養育費保証・回収を業とする事業全般に対して「非弁行為(弁護士法に抵触する行為)の疑いがある」との注意喚起を行いました。弁護士以外の者が他人の債権回収を業として行うことは弁護士法で制限されており、この一般的な論点が、前澤氏の知名度もあって広く報じられることになりました。

2022年1月には、同社および提携弁護士の業務のあり方をめぐって、資格試験講師の人物との間で訴訟に発展したことも報じられています。真偽や当否について当サイトが判断する立場にはありませんが、事業の適法性をめぐる議論が公になっていたことは事実として記録されています。

そして2022年9月30日、株式会社小さな一歩は「養育費あんしん受取りサービス」を終了しました。報道では「養育費の回収が困難であること」などが理由として挙げられており、同社は前澤氏の投資ファンドから10億円の出資を受けていたものの、多額の純損失を計上していたことも伝えられています。サービス終了の詳しい内部事情について、当サイトが独自に確認できる情報はこれ以上ありません。

当サイト「小さな一歩」との関係

当サイトは、上記の株式会社小さな一歩および「養育費あんしん受取りサービス」とは資本関係・運営者ともに一切関係のない、新たな運営主体が2026年に開設した情報メディアです。サービスの提供(養育費の立て替えや回収代行)は行っておらず、養育費・親権・財産分与・行政の支援制度・専門家への相談方法について、一般的な情報を発信することを目的としています。たまたま同じドメインを使用しているために生じる混同を避けるため、このページを設けました。

今、養育費を確実に受け取るために使える選択肢

民間の養育費保証サービスは現在も複数の事業者が提供していますが、契約内容や業務範囲は事業者ごとに異なるため、利用を検討する際は保証料や約款をよく確認し、必要であれば弁護士や行政書士に契約書を見てもらうことをおすすめします。この点は専門家に相談するカテゴリーの記事で詳しく取り上げています。

また、養育費の取り決めを公正証書として残す方法や、支払いが滞った際の法的な回収手段、2026年4月の民法改正で新設された「法定養育費」の制度についても、当サイトの養育費カテゴリーでまとめています。ひとり親家庭が利用できる児童扶養手当などの公的支援制度や、離婚時の親権・財産分与・年金分割の基礎知識もあわせてご覧ください。

養育費に関する不安や個別の状況については、まずはお住まいの自治体のひとり親相談窓口や法テラス、弁護士・行政書士といった専門家に相談することをおすすめします。

タイトルとURLをコピーしました